以前にある東京都下の訪問看護ステーション様から譲渡のご相談を頂きました。
訪問看護ステーションの経営状況としてはトントンですが、ようやく黒字化でき利益が出始めてのでもう少し利益体質に出来るので相応の金額で譲渡したいという御意向でした。

その後は毎月数字のご報告を頂き進捗もいただいておりましたが、ある日お電話を頂きました。

譲渡ご希望者様
「酒詰さん、すみませんご相談が。。。」


「いかがしました?」

譲渡ご希望者様
「実は看護師が退職になる事になり、一斉に全員です。」


「えっ!そうなんですか?!」

譲渡ご希望者様
「え〜。予想はしてなかったのですが我慢の限界という看護師が一人おり
、それに続いてみんな退職をしたいと。決意は固いみたいです。」


「決意は固いんですか。。」

譲渡ご希望者様
「こうなると譲渡は難しいですよね。」


「そうですね。あとはその看護師さんの退職時期ですね、引き継ぎができるか。それと利用者様はかなりいるので売上もあり、そこに価値を感じる買収希望者様がいればですが少ないのが実際です。やはり看護師の価値があるので。」

譲渡ご希望者様
「では、リハビリ職だけはどうにかならないですか?」


「リハビリ職の方は退職以降はないのですね。それはそれで辛いですね。」

譲渡ご希望者様
「どこでも良いので、そのようなり事業所をお探し頂きたいです。
リハビリ職は関係ないのに、このまま閉鎖してしなうとかわいそうなので。」

とのお話でした。

最終的にこちらの訪問看護ステーションは閉鎖致しました。リハビリ職の方も常勤4名おり一気の雇用は難しいという点と看護師の退職も余裕がなかった点で閉鎖を選択致しました。

看護師には人員基準はございますが、リハビリ職にはございません。
看護師の退職で閉鎖する事があるのにリハビリ職は巻き込まれる可能性があるという事ですね。

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