訪問看護ステーションのキーマンである、訪問看護管理者のお話です。訪問看護管理者は頼りになる存在かと思いますが、ご不安・ご不満も抱えている経営者様も多くおります。

訪問看護管理者への権限

訪問看護ステーションのキーマンである管理者の採用はとても難しいです。「良い訪問看護管理者のいる訪問看護ステーションを買収したい」や「M&Aでの買収する理由は現在の管理者に変わる管理者と出会うため」という経営者の方もおります。

新規で設立する際には採用や運営が不安だと思いますが、別の訪問看護ステーションで管理者をされてきた方が採用できた暁にはの安心感はすごいと思います。実際に運営が始まると、事業責任者もわからない事ばかりで「私に任せてください。」という管理者も多く非常にありがたいのではないでしょうか。訪問看護事業全体の事も把握していたり、前職での「回答」も持っているので一通り運営することは可能でしょう。しかしそれに頼りきりになってしまい大変な事態になったステーションをこれまでも多くみてきました。

訪問看護管理者の退職

そもそも看護師は離職率の高い職種です。求人倍率は高いので、他で幾らで見つかるという背景もあり運営に納得いかない部分があれば退職する事も簡単にできます。権限を与えていると「VS会社」のような構図になる場合もあり、訪問看護事業中心で会社は考えろといわんばかりの管理者の方もおりました。他にもこんな事例もございました「医療事務も出来るとのことでお願いしていたが返戻など何も対応していなかった。」「自費分の回収をしていなかった」など退職後にそれぞれ把握した事例です。

それ以外にも「近隣のケアマネ事業所に退職の挨拶を勝手にしており今後の事業に影響が出た。」などという事はよくあります。任せすぎて全く把握していない状況で急な退職を希望されて、事業が回らずに売却となるケースもございます。頼りたい気持ちはわかりますが、しっかりと把握して事業責任者自身も学び続けなければなりません。

まとめ

訪問看護管理者はキーマンです。権限を与えて任せきるのではなく、共働してやっていくことをオススメ致します。

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