先日はある東京都内の訪問看護ステーションの経営者様にお会いしておりました。
買収を検討しているとのことで、ご相談を頂きました。

それぞれの戦略や背景

幾つかの実績や現在の譲渡案件のお話をする中で、こちらの経営者様はご納得いかない事があったようでした。
それはご自身の価値観とずれている案件が多数あるからです。
もちろん何かしらの事情があり、譲渡したいとお考えになるわけで
ものすごい順調であれば現在の訪問看護ステーション業界ではそうそう売り案件にはならないと考えられます。
例えば人員割れをしてしまった案件の場合でも、買手はつく傾向にございます。
「なんで買うかわからない」というお話もございました。
また他の案件については人員余剰の為、
「解雇予告手当を出して解雇したほうが人件費がスマートになる」というお話もされておりました。
確かにそうかもしれませんが、他の職員などへの影響も考慮しなければなりません。
それぞれの戦略や背景がある中での今までの「数字」となりますので、
その戦略や背景をしっかりと掴まなくてはいけません。

それぞれの価値

またM&Aでの一番大きな問題で、金額の問題がございます。
もちろん色々な算出式(バリュエーション)がございますが、
結局は「一番欲しいとお思いになった会社様が評価される」金額が売買金額となります。
そこはM&A経験者の方は売手心情を理解しており非常に上手な金額を提示されます。
譲渡案件をお持ちする中で、
0円というご判断をされる会社様もあれば2000万円と評価される会社様があるのも事実です。

まとめ

訪問看護ステーションは同業界でも地域性はもちろん、戦略をそれぞれの訪問看護ステーションにより違います。
それぞれの状況や背景を理解する事が、M&Aの成功に近いでしょう。

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