訪問看護ステーションのM&A売却事例でのお話です。訪問看護ステーションを売却するに辺り、どの先に継承したほうが良いのかお悩みになるかもしれません。
一番は価格が高い会社様というのが通常ですが、スタッフが退職となるとM&Aは成立しなくなります。その為にもスタッフも納得出来る先に売却し他方が良いでしょう。
他社から大手医療法人の買手候補を紹介され迷われていた売手オーナー様ですが、弊社経由の民間企業の買手候補様に売却し成約致しました。金額も大事ですが、従業員へのメリットもしかりお伝え出来るという事が大事です。
売却候補のインタビュー
売却候補オーナーのインタビューでは決算書を集めるだけではなく、しっかりとインタビューをさせて頂いております。買手候補に対してしっかりと伝える事で、買手候補も良い印象を抱いて頂けます。こちらの売却候補オーナー様は既に取引のある銀行や大手M&A仲介会社にも売却相談をしておりました。
銀行は大手の医療法人への買収提案をしておりましたが、売手オーナー(看護師)はそちらの病院を知っており従業員の望んでいるものとは違うものになると懸念され辞退されておりました。
大手M&A仲介会社からは医療機関も保有し、在宅系事業所も多数保有しており事業拡大を積極的に進めたくお考えでありました。売手オーナーもそちらに売却しようか非常に悩んでおりましたが、コロナで売上が不安定という事で買手候補も及び腰になられておりました。
弊社からは近隣で複数在宅事業所を運営されている法人(株式会社)をご案内させて頂きました。代表も非常に誠実な方で、事業拡大して頂きたい法人の一つでした。
医療法人は良さそう
弊社からご紹介させて頂いた会社も代表の人柄なども伝わり売手オーナーは前向きでしたが、スタッフにも説明させて頂いた所「医療法人」の方が安心という意見が大多数でした。今回の譲渡会社は「株式会社」ですので、民間は経営が不安定で医療法人は安心という理由とやはり医師など医療系の関係者が近い関係にいるのが安心という理由からのご意見でした。
もちろん医療従事者であればそのような気持ちになるのも当然なのかと思います。それでも最終的に決めるのはスタッフではなく、オーナー様・代表となります。株式会社だからと言って経営が悪いわけではありませんので、最後はオーナーがどちらに引き継ぎ事が幸せか得かで判断すれば良いのです。
【お問合せ】こちらをクリック 【お電話でのお問い合わせ】MTPC酒詰(サカヅメ) 090-4724-9104