本日は「訪問看護管理者に戻ってきてほしくない」です。

先日はある訪問看護ステーションの代表の方とお会いしておりました。
そちらの代表の方は、看護師ではありません。
事業計画通りにはいっていないとはいえ複数の訪問看護ステーションを展開しております。看護師の人数が増えるにつれ、人事の悩みも多くなり非常にご苦労されているお話もお聞きしております。
それでも想いのある代表は訪問看護ステーション事業をもっと展開していきたいと考えておりますが、なかなか求めている人物に出会えず苦戦しております。

一般の常勤スタッフであれば妥協は出来るのですが、責任ある看護管理者は妥協したくないお考えです。

ある日、こちらの訪問看護ステーションの看護管理者が退職を希望されました。
やむを得ず、後任の看護管理者を配置した所「役職が人を変える」ではないですが、非常に熱心に仕事に取り組むようになった事例があったそうです。

さらには、その管理者からこのようなお話があったそうです。
「前の訪問看護管理者はやっているようで実際にはやっていませんでした。
私が管理者になり初めの頃は無我夢中でやっており気付かなかったんですが
、最近仕事に慣れて来て少しずつ管理者の役目がわかるようになりました。
前の管理者は全然管理者として仕事をしていなかったと思うようになりました。」

さらに代表に話すという事は自信もでてきたのでしょう。

しばらくした後に前任の看護管理者から「戻りたい」と連絡が訪問看護ステーションにございましたが、代表は現任の訪問看護管理者の意見を尊重して、
前任者には戻ってはこれないとお話をされたそうです。

「出戻り」というのは民間会社でもございますし、病院でもあります。
私の新卒時に入職した医療機器の商社でも出戻りのスタッフはおりました。
理由は「転職して前職が働きやすくて良かった」と思ったからとのことです。

「隣の芝生は青く見える」とは言ったもので、この方も色々不満を持って同業種に転職したのですが色々想像より大変だったのでしょう。

以前ある病院の御紹介でお会いした看護師も「出戻り」されておりました。
こちらの方も同じ理由で「働きやすい」と感じて戻ってきたようです。
売手市場であるので「戻ってきてほしい」と口説かれる事もあるでしょう。

しかしながら、ある大学病院では「出戻り」は絶対受け入れないとのお考えです。理由は「現職員の意識が下がるから」であります。
戻ってこれるという安心感が、他のスタッフが安易に転職をかんがえてしまう一個の要因になるからとのことです。これもおっしゃる通りですね。

私も後者の考えに近いです。
もちろん良い活躍をして頂いて、たとえば旦那さんの転勤で退職して
また転勤で戻ってきた等の理由なら良いのですが。

色々な理由をつけて転職てして、「戻ってきたい」はもっと慎重に考えるべきだと思いますし
同じように簡単に転職をする可能性がある人材だと勘ぐってしまいます。

しかしながら現実としては、人手不足でありますので苦虫を噛み潰したような思いをしながら出戻りを許しているのかもしれませんね。

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「訪問看護ステーションと市場規模」
https://maonline.jp/articles/kango0127
「訪問看護ステーションのM&Aにおいて「売却」について」
https://maonline.jp/articles/kango0138
「訪問看護師のM&A後の雇用はどうなるのか?」
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「訪問看護ステーションM&Aに関わる看護師について 」
https://maonline.jp/articles/kango0174
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