訪問看護ステーションのM&Aでご相談を頂く際に、
M&A経験のある会社様の場合には、
もちろんM&Aの事はだいたい理解されておりますが初めて御検討頂ける事業所様も多くおります。

その際には、M&Aの流れやどの様な方法があるのかとご質問がございますので
以前にも記事にしておりますが再度記事にさせて頂きます。

種類としては大きく二つございます。

①株式譲渡(会社譲渡)

株式をすべて買手に譲渡するというスキームです。
認可等も全てそのままですので、訪問看護の新規申請の必要がないのがメリットです。
ただし、買手様は懸念されるケースが多々ございます。
その理由は簿外債務です。
例えば残業代未払いなどがあれば、譲渡後でもその支払いをしなくてはなりません。

②事業譲渡

会社の一部分の事業のみを譲渡するというスキームです。
例えばA社では飲食事業と訪問看護事業をしているというケースの場合には、
訪問看護事業だけを切り離して譲渡するという事です。
こちらは株式譲渡と違い簿外債務のリスクが無くなります。
一方、会社が変わりますので雇用契約・ご利用者様の契約など全て巻き直しとなります。
また売買金額は売手の会社に入りますのでご注意ください。

もちろんこれ以外にもスキームはたくさんございますが、
大きくこの二つだけご理解頂ければ問題ないでしょう。

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