先日は日本Ｍ＆Ａアドバイザー協会の方達と現状について、お話をさせて頂いておりました際の内容です。
Ｍ＆Ａ業界は盛況
Ｍ＆Ａの仲介会社は増えてきております。数年前から事業継承ブームが始まり多くの会社がＭ＆Ａ業界に参入してきました。もちろん前職での経験を活かして独立した方もおりますし、銀行内でＭ＆Ａ事業を強化したり、新規事業としてＭ＆Ａ事業をスタートする方もおります。Ｍ＆Ａのプラットフォームもたくさん出てきておりますが、Ｍ＆Ａは「食べログ」などとは違いますので人が介在することで成約率もあがりますしリスクを排除する事が可能となります。Ｍ＆Ａを慣れている方は良いですが、殆どの方はＭ＆Ａの経験はないでしょう。
介護業界Ｍ＆Ａで行っている事
介護業界もＭ＆Ａは盛況です。診療報酬の改定での不安や小規模事業所の場合には、職員の退職など色々な理由がございます。さらにインターネットの利用も多く、仲介会社を利用してのＭ＆Ａが多くなり活発になってきております。ここからが重要です。大手の介護系Ｍ＆Ａ会社で起こっている事です。端的にいうと、人が育っておりません。基本はマッチングビジネスですので、多くの案件を獲得することが大事でその中で多くの成約を出すことがビジネスとなります。広告に多くの投資をして案件を獲得しているが、「ちゃんと対応できるコンサルタント」が育っていないのが問題です。 ご自身で判断やリスクの判断がわからないので、Ｍ＆Ａ仲介会社の価値があるのですが買手売手件数を多く獲得し、とりあえず数をマッチングさせているという状態です。これは非常に危険です。売手も損をしているかもしれませんし、買手も大きなリスクを背負っているかもしれません。そのためには信用できるコンサルタントにお願いするのが一番です。
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