先日はとあるご縁でおあしした方が訪問看護ステーションの経営の経験者でありました。元々は訪問看護業界ではない異業種の経営をされておりましたが、あるきっかけがあり訪問看護の経営を始めました。
最終的に売却の判断をしめたのは運営してから約3年が経過した時のことでした。決断の理由としては、看護師のマネージメントの困難さと看護管理者不足からというものでした。
初めから約3年後活躍された看護管理者は非常に熱心で、現場の事はもちろんマネージメントについてのも非常によく面倒見てくれ研修教育も熱心にされておりました。
それでも今後の事業拡大を考えた際に、看護管理者を担える人材を育てる事は難しく看護管理者に依存度が高いビジネスですので外部採用も困難であるとお考えになりました。
さらにこのまま小規模のまま事業成長させるにしても、看護管理者が万が一退職や体調不良などになった際に事業を継続できるかわからないというご不安もございました。
事業としては黒字でしたが、買手候補の方もおりましたのですぐに売却の意思が固まりました。ここが本当に難しい所だと思います。黒字であれば一旦そのまま続けてよいかとお考えになるのが通常だと思いますし、多くの方がそのように判断して参りました。 また、そのまま続けていくうちに本当に看護師が退職してしまい採用コストもかけられず売却する事も出来ずに廃止となったケースもございます。
訪問看護ステーションの経営・運営も大変ですが将来リスクとの並行でお考えになる事も大事だと感じました。
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