事業譲渡のみを希望で買収されるクライアントがおります。
事業譲渡とは、、、
訪問看護ステーションのＭ＆Ａでは大きく二つございます。「株式譲渡」と「事業譲渡」です。「株式譲渡」は、会社の株式つまり会社事全てをお渡しする事となります。一方、「事業譲渡」は会社の一部の事業のみを譲渡するという事です。例えば、株式会社Ａでは不動産事業と訪問看護事業をされております。不動産事業は好調ですが、訪問看護事業は不調で切り離したいと考えた際には株式会社Ａは事業譲渡をする事となります。そして株式会社Ａはそのままに不動産業を営む事となります。
事業譲渡のみを買収で希望する理由、、、
訪問看護ステーションの買収希望で、事業譲渡のみをご希望される会社様がおります。その理由についてはご説明させて頂きます。
簿外債務を引き継ぎたくない
簿外債務とは、帳簿以外の債務の事です。例えば、未払い残業代などが出てきた際には新オーナーが引き継がなくてはなりません。事業譲渡の場合には会社を引き継ぐわけではありませんので、その様な心配がなくなります。
事業所名を変更してブランド化してしたい
事業譲渡の場合には、売却希望のステーションは廃止・買収希望のステーションは新規で設立という手続きを行います。その為、事業所名の申請を行う際に今の事業所と同じブランドを使って申請する事をメリットと感じます。例えば、ＭＴＰＣ三鷹訪問看護ステーションを運営していた際に、隣の武蔵野市の訪問看護ステーションを買収した際にはＭＴＰＣ武蔵野訪問看護ステーションとすることでＭＴＰＣの名前でブランド拡大が出来るということです。
まとめ
株式譲渡、事業譲渡どちらが良いかをしっかりと理解した上でM&Aを行いましょう。
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