先日、知人が訪問看護ステーションを新事業でされるとのことでご相談頂きました。看護師の人材紹介業はされているので「訪問看護」は知っておりましたが、「訪問看護事業」の事はよく知らずにおりましたので簡単に採算ラインについて記事にしておきます。
訪問看護ステーションをスタートするに辺り、事業として黒字になる赤字になるかというのはとても大事な問題ですよね。どのくらいで採算ラインにのるのでしょうか。訪問看護ステーションの経営での採算ラインについてです。
M&Aでの「訪問看護事業参入」や「訪問看護事業拡大」がイメージいしやすくなると思います。
仮に、異業種からの参入として常勤換算2.5名を雇用しなければならないとします。電動自転車での訪問とします。
①人件費=90万円(管理者40万円+常勤30万円+パート20万円)
②福利厚生費=18万円(人件費×20%で算出)
③不動産賃貸=15万円
④雑費=10万円
おおよそ200万円が費用で必要となります。
223件の訪問が必要。
*週労働時間パート=3件×5日×4週=60件
*常勤=5件×5日×4週=100件(4件×5日×4週=80件)
*管理者=223-160件=63件
の件数を仮で設定させて頂きます。
実際にはこれでは休みも取れない状況ですので、かなり現場に負担が掛かりますし経営もリスクです。ですのでここまでの道のりが見えれば看護スタッフを増やした方が良いかもしれません。
またはリハビリ職の方の採用も検討した方が良いでしょうし、これに事務スタッフの方を雇用する場合にはさらに費用は必要です。
最低の人員基準であれば、給与設定等にもよりますが採算は出ないと考えた方が良いでしょう。看護師1人当たりの訪問件数で売上は決まってきますので看護師人数をここからどう増やせるかがポイントになってきます。
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