M&Aの人事メリット

 

私が訪問看護ステーションのM&Aを始めたきっかけもクライアントからの「医療系人材紹介会社から採用するより良い事業所があれば人材ごと買い取りたい」というものでした。
その理由にあるように、「採用に関するコスト」と「採用に関する手間」が省けます
医療系有資格者の有効求人倍率にもあるように、採用に関する事が省けるのは大きなメリットです。
「ヒト」が大事な訪問看護ステーション業界においては、大きなメリットとなります。
但し、二つの注意点があります。

買収前に面談する事が出来ない

売手側様にとって、管理者の方の面談という事は会社を譲渡する意思がわかってしまうという事です。
従業員や関連企業様に変な噂が経つことは避けなければなりませんので、
面談をする事ができない事業者様が殆どです。

必ず続けると約束出来ない

従業員の方には職業選択の自由がありますので、「必ず残ってください。」という事はできません。
売手の社長が交渉する事は出来ても約束する事はできません。
但し、従業員の方の多くが非常に良い専門職の方が多く
今いるご利用者さんをそのまま継続したいという希望が多いので良い方は退職しないかもしれません。
 

 

M&Aの人事デメリット
 

上記のメリットで記載させて頂きました通り、スタッフの方と面談する事は困難です。
ですので、ご自身で面接して採用した方ではないのでマネージメントが難しいと感じる方もいるかもいしれません。
また、M&Aのイメージが悪い方によっては譲渡側は「買われてしまった。。」という想いでおり
なんとなく意見も言えずストレスを抱えるかもしれません。
看護管理者含めマネージメントには、今まで以上に力をいれなければなりません。
 

まとめ
 

訪問看護ステーションの大事な人事面でのメリット・デメリットでした。
ぜひ上記を参照に、メリットをお感じになった方はM&Aを有効活用してみてください。

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