訪問看護ステーションでの大事なポイントは「職員の採用・定着」ともう一つは「売上」つまりご利用者さんの獲得となります。
採用・売上両輪で行っていかなくてはいけない訪問看護ステーションの運営ですが、どのような売上の上げ方をしているのでしょうか。
今後の運営にお役立てして頂ければと思います。
先日はある看護師の人材紹介会社の経営をされている方から以下のような質問を頂きました。 「今後自社での訪問看護ステーションの設立を考えているが、
どこに営業をしているか知っていますか?」との事でした。M&A事業をしていると、訪問看護業界の知識が殆ど無い方もおります。それでも現場にある程度任せて経営出来るのがM&Aでの参入メリットです。
またM&Aでのご相談の中には「売上がなかなか上げられない」という事で譲渡を希望されるケースもございます。買収候補からは「ご利用者さんはいくらでも獲得できるので、そこを特徴にしている案件よりは訪問看護師が手余りの方が弊社としては魅力です。」といウケースもございます。
訪問看護業界の勉強中の方向けにですが、今回の看護師人材紹介を経営されている方へは以下のようにお答えしております。
「居宅介護支援事業所「ケアマネージャー(ケアマネ)」の方に営業活動をするのが中心となります。訪問診療の医師も重要な営業先にもなり、
一般内科などの医師も訪問看護指示書を書く事もありますので「細い」営業先になります。」
そしてその後の売上の継続性となります。ご利用者様にとって、またケアマネにしっかりと対応できるか喜んで頂けるかという事ももちろん大事です。現在は訪問看護ステーション数も多くなっておりますので、競合が多い状況です。売上がなかなか上がらないケースには、現場任せになっておりしっかりと営業ができていないケースが今までも多くございました。ご利用者様を多く獲得出来ている事業所様では「毎週FAXを入れており、ケアマネさんに活用しやすいようにしている」「ホームページに掲載している」などの事業所でしっかりケアマネにアピールしている会社もございます。競合も多い分すぐに爆発的に売上はあがりませんが、しっかりと営業活動をされている事業所はしっかりとご利用者様も確保できております。
ちなみに今回のような看護師人材紹介会社を経営されているケースですと自社で看護師を採用できるのであれば考えやすいビジネスプランなので良いと思います。実際に「有料職業紹介業」と「訪問看護事業」どちらもされている会社様はございます。
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