訪問看護ステーションの経営・運営をこのまま続けてても良いか迷っている方も多くいらっしゃると思います。利益も出ないのでいつか譲渡したいとお考えになっても、M&Aなんてやったことないから不安だとお感じなるでしょう。実際に訪問看護を売却した方の殆どが、M&Aを経験しておりませんし「M&A」という言葉くらいしか知りませんでした。 まずは基本的なM&Aの流れを理解しておき、スケジュール感や自分での必要な事なども理解しておきましょう。
売却の流れについて
ご情報提供
まずは御社より情報提供を頂きます。直近3年の決算書(3年未満の運営でも全く問題ございません。その場合は設立当初からのもので大丈夫です。)などを頂き現在の状況把握をさせて頂きます。さらにインタビューも必ずさせて頂きます。
情報精査
情報精査させて頂きアプローチする資料を作成させて頂きます。そして大事な「バリエーション」という企業価値を算定させて頂きます。もちろん希望額もあると思いますのでそこは擦り合わせをさせて頂き、資料を作成させて頂きます。
「バリエーション」については妥当な金額というものであり、その価格で売れるとお約束出来るものではなく、そのくらいの価格であれば買収希望する事業者様が現れるかもしれないという金額位に思ってください。
買手アプローチ・調整
弊社から買手へアプローチさせて頂きます。即座に「とりあえず売手の社長と面談をしたい」という買手候補がいる場合には、すぐに面談を設定致します。それ以外にもそれぞれ買手候補によって気になるポイントは違うので、色々な質問がある場合がございます。例えば「管理者の繋がりで入職した看護師はいますか?」や「仲良いケアマネはどれくらいいますか?」などいうものです。こちらはその通り回答していれば問題ございません。
トップ面談
買い手候補の経営者と面談を行います。より詳細な部分をお話する時間としっかり事業を引き継いで頂けるのかの確認です。時間は2~3時間程度ですが、必要に応じて複数回行う場合もございます。また複数社から面談の打診があった際には、複数面談頂いても問題ございません。(M&Aの仲介会社によってはトップ面談のセッティング料でも費用が掛かる場合もございます。弊社では頂戴しておりません。)
企業調査(デューデリジェンス)
訪問看護ステーションの買収ニーズは高まっておりますが、
いわば知らない方から物を買う訳ですからしっかりとした調査も致します。
例えば負債を隠そうと思っても隠せませんし、通常BL、PSは意思表明した段階で提出を求められます。さらにはDD(デューデリジェンス)を行い専門家(公認会計士、弁護士)なども買手は通常依頼をして行います。
ですので、もちろん遅い段階で発覚して成立しないケースも多々ありますのでしっかりと早めの情報提供をして頂いた方がスムーズにいきます。
最終譲渡契約
企業調査が問題なければ、最終譲渡契約となります。最終譲渡契約は、「譲渡対象」「価格」「譲渡日」などの詳細を記した契約書となります。
最終譲渡契約が終わりましたら引き継ぎ、スタッフへの説明など譲渡日に向けて最終準備を致します。
お問合せ先について
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