先日はある介護業界に参入したいという経営者の方とお話させて頂いておりました。その中で大事な訪問看護師の給与設定についてご質問きました。
「給与については近隣をリサーチさせて頂きましたが、どの程度の設定が良いのでしょうか。」とご質問を頂きました。訪問看護ステーションの開業をするに辺り、多くの訪問看護ステーションの事業者様のお悩みになっていると思います。
もちろんエリアによって違いはありますが、求人広告やハローワークなどをお調べして決定していると思います。
2015年8月号の日経ヘルスケアにも掲載されておりました内容ですと、
正看護師では色々な施設形態（病院・クリニック・有料老人ホームなど）の中で
一番訪問看護の分野が高いというデータがございました。
常勤 ： 31万4232円 非常勤 ： 2349円
（こちらも全国平均という事で、全てのエリアであてはまるお話ではございません）
訪問看護師は需給バランスが大きく崩れている分野です。
もちろん給与は重要な要素ですが、大手と給与で対抗しても無駄な「体力」を使う事になるかもしれません。
「給与」×「何か」を組み合わせてご案内出来るようになれば、より看護師にとって【響く】内容になります。あとはしっかりと給与について説明する事と見せ方も大事になってきます。
訪問看護M&Aでの給与設定について
M&Aでの場合には訪問看護師はじめ、リハスタッフなど他のスタッフの方の給与設定はどうされているのでしょうか。
買収希望の会社の中でも「弊社の給与体系に合わせて頂く」という会社と「現在の給与をスライドします。」という会社があります。訪問看護M&Aの殆どは、訪問看護師もそのまま雇用継続したいとお考えになります。その為には「現在の給与をスライドします。」という会社のスタンスの方が売却側の社長も安心して売却できます。雇用継続が困難な場合には、Ｍ＆Ａ自体が成約しない可能性も出てきてしまいます。
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