訪問看護ステーションの買収、売却の相談を頂く中で黒字の訪問看護ステーションは買収出来るのか、もしくは売却しようとしているがM&Aすることの意味があるかというご質問を頂くケースがあるのでご説明させて頂きます。

黒字訪問看護ステーションの運営継続メリット

黒字の場合には、売却するメリットを感じられない事業所様も多くおります。M&Aでは「楽しい時が売り時」という言葉あるように、一番良い状態の方が買手も多くつきます。訪問看護ステーション業界では、上り調子で黒字の場合には、売却するメリットはないと考えられるかもしれません。

例えば1,000万円の黒字で3年分の利益で買収するので3,000万円で買収するという提案があったとしても、3年継続する事が困難ではないと考えるので売却をしないでしょう。そのまま継続すれば、そのままの利益もしくは拡大していきさらに大きな利益を手に入れる事も出来るかもしれません。

黒字の訪問看護ステーションを売却するメリット

黒字での訪問看護ステーション売却のメリットは「時間を買う」というM&Aメリットです。1,000万円を年間利益あげており3年分の3,000万円で買収するという提案を受けた際に、3年の時間をすぐに買えるメリットです。「そのまま3年運営していれば良いじゃん」というお考えであればM&A思考ではありません。その3年間で看護師が退職する可能性もあり事業を閉鎖しなかればならなくなるかもしれません。そのような不安要素などがある業界ですので、売却出来るときにしてしまうと考えるのがM&Aとなります。

また一度に大金を手に入れる事が出来るのも大きなメリットです。

まとめ

運営継続もM&Aもどちらが良いというのはありません。経営者の方がどちらのタイプかもしくはどちらの方がメリットがあるかとお考えになり決定するだけです。

お問合せについて

【お問合せ】こちらをクリック   【お電話でのお問い合わせ】MTPC酒詰(サカヅメ) 090-4724-9104