訪問看護ステーションの多くは株式会社が運営しております。株式会社である以上利益を上げなければいけないというわけではないですが、そのバランスをとらんくてはいけません。(もちろん医療法人でも倒産の可能性はあるので株式会社だけというわけではございませんが。)

訪問看護ステーションを経営・運営している方の多くは「セカンドビジネスでスタートした」という背景がございます。訪問看護ステーション事業のみで設立した方も、その前にはどちらかの会社でご勤務などをされていた方が殆どです。

開業当初はもちろん赤字で少しでも黒字にさせたいと思いますし、黒字になってからももちろん利益を出し続けたいと思うのが経営している方の普通の感覚です。それでもそれをどれだけ従業員の方にお願いするかは、会社の方針としてとても難しい部分だと感じております。

あるA訪問看護ステーションでは、1日に5~6件訪問して欲しいし残業もあります。ただし、給料は他の訪問看護ステーションより高めです。

B訪問看護ステーションでは、1日に3~4件訪問して欲しい、残業は殆どございません。給料水準は、訪問看護ステーション業界での水準通りです。

の様なパターンがございます。もちろんA訪問看護ステーションの方が訪問する件数が多いので収益は高くなります。それでも離職が高ければ、採用費用などのマイナスやマネージメントの苦労などが後を絶たないかもしれません。

ビジネスなのでという側面とビジネスという感覚が薄い医療従事者と一緒に働く事でどこをどのように取ればよいのかは非常に難しい所です。

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