訪問看護ステーションの買収理由についてです。一つの理由だけではなく、複合的にM&Aをメリットに感じて頂き買収を希望するケースが多いですが主な中心理由は「事業拡大」と「良い人材の獲得」です。それではどちらの方がM&Aの買手として成約するケースが多いでしょうか。

事業拡大が買収理由

訪問看護ステーションの事業数も年々多くなってきております。訪問看護ステーションの経営を始まると事業を拡大していく事の難しさに直面します。数字だけ見ると非常にわかりやすく訪問看護師(リハビリ)を増やし訪問数を増やせばよいのですが、現実では訪問看護師の入退職やモチベーションの維持など「ヒト」が中心になるので想定通りの事業拡大が出来ないケースもございます。M&Aでは現在ある訪問看護ステーションを買収する事ができますので、一気に事業拡大をする事ができます。また、新規開設の場合には色々とリサーチしなければならないですしケアマネさんとの信頼関係構築もしていかなくてはなりません。M&Aでは、従業員の生の声やケアマネとの関係性などの情報が既にあるので一気に進める事もできます。

良い人材の獲得が買収理由

訪問看護ステーションでは、管理者の獲得や育成を課題に掲げている事業所も多く存在します。良い人材の獲得に非常に苦戦しており、良い訪問看護管理者、訪問看護師のいる事業所を買収したいというご希望を頂く事もございます。このような買手候補様からのご依頼の場合には、「人員割れで廃業予定の案件でも検討出来る」という事を補足要件として頂きます。実際に、訪問看護管理者のみの頃という事での事業譲渡を行ったケースもございます。人材紹介会社への費用を仮に年収500万円×25%=125万円を人材投資としてお支払いします。それに既に売上がついていると考えればわるくない人材投資と考える事が出来ます。

どちらの方が買収しやすいか?

「事業拡大と考える会社」と「良い人材の獲得と考える会社」ではどちらの方が買収しやすいか?というと。 「事業拡大と考える会社」 の方が買収はしやすいです。実際にM&Aの際には「管理者と面談が出来る」かというと必ずしもできるわけではありません。私自身も管理者とお会いできるかというと、殆ど会う事は出来ません。理由は、売却しようと考えている事を知られる事は売手のリスクだからです。万が一、売却しようと検討している事が管理者にバレた場合には信頼関係は崩れ売却出来なくなるかもしれません。その為に事業規模や事業を買うイメージをされている買手候補の方の方が買収しやすい傾向にあります。

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