先日はある訪問看護ステーションの買収相談でお打合せをしておりました。
異業種から訪問看護事業に参入して、順調に売り上げも上げており事業を拡大していきたいとお考えになられております。速度を上げて事業を拡大したくM&Aの可能性を探りお問合せ頂きました。

訪問看護M&Aの効果は必ずある?

M&Aで買手が期待するものは「効果」です。M&Aでどのくらいの「効果」が出て、どのくらい事業拡大出来るということです。しかし「M&A」の効果が必ずあるという事は約束できません。例えば譲渡後3カ月で訪問看護師が退職する事となり、採用しなければならないという事もあるかもしれません。そしてその訪問看護師の採用コストで100万円の出費があり、想定していた利益が出なかったという事もあるかもしれません。それは買手の期待する効果ではないでしょう。逆で、近隣の訪問看護ステーションが廃業になりご利用者さんを引き継いでほしいと相談があるかもしれません。それはM&Aでは想定していなかった期待以上の効果となるでしょう。

訪問看護M&Aの効果は必ずあるかはわからない

訪問看護ステーションを買収の際には、決算資料や月次試算などを売却側から提出して頂き精査致します。あくまでそれは現時点や過去のもので、今後はどうなるかわかりません。もし効果が「わからない」では困るという事であればM&Aの選択は辞めた方が良いかもしれません。現時点での期待できる「効果」はわかりますが、1年後の期待できる効果と成果はわかりません。それをご理解頂いた上でしっかり判断致しましょう。

ちなみに弊社では、訪問看護M&Aサービスでのセカンドオピニンオンサービス(有料)も実施しております。もし「訪問看護M&Aをこのまま進めても良いのかな」や「訪問看護のM&Aを進めていて仲介会社が信用できないので軽く相談したい」などございましたら、お問合せ頂ければと思います。

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