訪問看護ステーションの売却を検討する際にお考えいただきたい内容です。売却オーナー様がご自身での経験を基に、ご自身で色々と判断し実行していく事がございます。このような行為はされない方が良く、買手候補様と相談しながら進めていく方が良い方向に進みます。

わかりづらいと思いますの幾つか実例をご紹介させて頂きます。

仕事が出来ない看護師を辞めさせようとする

「看護師で仕事が出来ない」や「オーナーと合わない」などの理由で退職を迫るケースがございます。これは売手様からすると買手様が継承した後に「この看護師がいると苦労する」とお考えになるために行う行為です。ですが、買手様からすると看護師確保は苦労するので「一旦面談させて頂きたい」や「続けて頂いて難しそうであれば辞めて頂く」という選択をしたい買手様が多いです。ですので勝手な判断で進めてしまい看護師が退職する事を確定させてしまいますと、買手にとっては不都合となり売却金額も下がる可能性もございます。このようなケースは買手候補様と相談の上慎重に行った方がよく、価格にも影響がでます。似たようなケースですと、面談交渉中に看護師の面接希望者が入った場合には売却するのでとお断りせず買手候補様と相談しながら進めるほうが良いでしょう。

関連事業を閉鎖する

以前に訪問看護ステーションと一緒に福祉用具を事業としている会社様がございました。「事業として成り立っていないので、閉鎖させておきます」とのことで従業員にも説明し退職頂き閉鎖致しました。売手様側としては、赤字事業ですので切り離した方が利益があるように見えるので行った事ですが買手候補様によっては「福祉用具事業をスタートさせたい」「福祉用具事業のシナジーが見込める」などあり赤字でもプラスに捉える買手候補の方もおります。

まとめ

売手オーナー様の考える「不要」と買手候補様の考える「不要」は違うかもしれません。無理矢理整理せず、仲介会社や買手候補様と相談しながら進めるのがベストでしょう。

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