先日は以前に、弊所経由で東京都内で訪問看護を買収された経営者様とそのあとの進捗や今後の事業展開などをお伺いさせて頂きました。

訪問看護師採用の難しさ

こちらの事業所は、地方で訪問看護を経営されており東京23区内で訪問看護をスタートしたいとお考えでありました。希望の案件と出会い事業を展開しているわけですが、M&Aでの参入をお考えになったのも東京都内での人脈はほぼ無いに等しく看護師となると全くなく看護師が肝となる訪問看護ステーションでは新規開設は難しいとお考えでありました。M&A後数か月が経過して、訪問看護師を採用する機会が訪れましたがなかなか採用出来ずにおりタイミングを逸してしまう事も恐れ看護師紹介会社へ依頼致しました。それでも問い合わせはなかなか来ず、悩んでいたタイミングでたまたま看護師紹介会社から1名紹介を受け採用する事ができました。この経験から、今後の事業展開についてもM&Aで展開すると決断されました。

訪問看護経験者を採用出来る

現在、首都圏の多くの訪問看護事業所では人材紹介会社を利用しております。その投資費用は決して安いものではないでしょう。例えば:看護師4名・リハビリスタッフ4名の訪問看護ステーションがあり、その訪問看護ステーションは全て人材紹介会社経由で採用したとします。(現実的にこういうステーションも多くあります。)【看護師年収450万円。リハビリスタッフ350万円。年収の20%が紹介料の場合】細かい計算式は置いといて「640万円」となります。【年収30%の場合には「960万円」】となります。訪問看護経験者のある看護師やリハビリスタッフは現在市場価値も高いので、30%でも獲得したいと考える事業所も多いでしょう。訪問看護M&Aの場合には、当たり前ですがスタッフは全員訪問看護ステーション勤務経験者です。人材投資の金額にこれだけ掛けるのであれば、売上や顧客との関係性もあるM&Aも十分に価値があるとお考えになるのではないでしょうか? ただデメリットは、自社で採用していないので理念などは浸透していない部分です。またM&Aによって、退職する可能性もある事は理解しておく必要があります。

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